History and Culture創業百五十有余年
京丹後市一の老舗宿

間人の宿 炭平が誕生したのは今から150年ほど昔の明治元年(一八六八年)。舟大工をしていた炭平の創業者 平吉(へいきち)は、墨差しが得意で「墨屋の平さん」として親しまれていました。墨平は、仲間をもてなすことが大好きで、いつも愛敬あふれる笑顔で、おいしい料理を振る舞っていたそうです。そして、墨平がはじめた「おもてなし」は、いつしか「炭平旅館」となり、丹後町で最も歴史ある宿となりました。創業者の「愛嬌」と、丁寧・丹精・手間暇を惜しまない「おもてなしの心」は、「一心に相手のことを考え尽くす」炭平の創業の精神として、今もなお引き継がれています。

炭平組で使用されている法被。創業者平吉が大工仕事の際に着用していたものが何度かリニューアルされ、今もフロントの制服として使われている。

History沿革

1868年初代 下田平吉が「すみ平」創業
1952年(有)炭平旅館 設立
1992年間人温泉炭平 現在の場所に新館 開業
2008年当宿初 離れ客室「海鈴」新設
2010年離れ季音庵 2室 新設
2014年特別室奏水の間 2室 和洋室白韻 新設
2015年お食事処 板前割烹「湊」 新設
2016年和洋室さゞ波 2室 新設
2017年 6月和洋室悠千/千代 3室 新設
2017年11月離れ季音庵 4室 新設/貸切風呂「桜」新設
2018年11月貸切スタイル 千雫の湯 新設
2020年 2月城崎温泉 季ト時 グランドオープン
2020年10月たまご専門 本巣ヱ グランドオープン
2021年11月「光芒峰・燦然峰」2室 新設
2022年10月たまご専門 本巣ヱ 麻布十番店 グランドオープン
2023年10月本巣ヱ城崎総本家 うかわ

創業の精神Credo

創業の精神「一心に相手のことを考え尽くす」

炭平

おもてなしの心

創業者 下田平吉

  • 愛敬
  • 丁寧
  • 丹精
  • 手間暇

Roots船大工「下田平吉」がはじめた
愛敬ある「おもてなし」

創業者の「愛敬」と、丁寧・丹精・手間暇を惜しまない「おもてなしの心」は、「一心に相手のことを考え尽くす」炭平の創業の精神として今もなお引き継がれています。お客さまの旅の幸運を願い漁師のお守りをお渡ししたり、お天気を願うてるてる坊主を軒先につけたりなど、「どこかなつかしく、あたたかい愛嬌のあるおもてなし」がそこらじゅうに溢れています。それは旅館業に限らず、他の事業にも根付いており、私たちの最大の魅力となっています。

Make a 100 year plan百年の計をたてる

創業明治元年(一八六八年)

創業時は、文明開化へと大きく日本の舵が切りはじめられる時代と重なります。「不易流行」という残さねばならないものと、新しくしていかねばならないものが示された時代でもあります。その不易なことの一つが「自然の恵み」をはじめとする間人の文化に敬意を払うことです。流行は、お客さまの望まれる「おもてなし」を新鮮な体験価値へと進化させることです。「ひとづくり、故郷づくり」が、いつの日か炭平旅館の幸せにつながると「共育ち」することの大切さを考え、事業に取り組んでいます。